江戸中期、1733(享保18)年に始まった「両国川開き」の伝統を受け継ぎ、日本最古の花火大会として知られる隅田川花火大会。昨年は90万人を超える人出で賑わい、これぞまさしく東京の夏の風物詩といえるでしょう。
会場は、桜橋下流から言問橋上流までの第1会場と、駒形橋下流から厩橋上流の第2会場の計二カ所。
第一会場では、大会の目玉となる花火コンクールを実施。両国ゆかりの花火業者7社と、国内の代表的な花火大会で優秀な成績をおさめた業者3社の技の競演が実施され、芸術的な花火が夜空を彩ります。
第二会場では、創作花火や恒例の色鮮やかなスターマインが登場。第一会場の9,350発、第二会場の10,650発、合計20,000発の花火が次々と打ち上げられる光景は、壮観そのもの。
「両国川開き」に端を発する「玉屋ぁ〜!」「鍵屋ぁ〜!」の掛け声を声高に、江戸の粋を感じつつ心躍る一夜を楽しもう。

隅田川花火大会は、付近に観賞する土手等がない上、高層ビルやマンションが増えており、場所取りがとても難しい花火大会と言えるでしょう。
第一会場は、隅田公園、野球場の他、言問橋付近、一方通行を歩きながらの鑑賞となる吾妻橋から言問橋付近など。第二会場は、厩橋付近、本所3丁目交差点、清澄通りの他、蔵前橋や歩きながらの鑑賞となる厩橋から駒形橋付近など。
90万人を超える集客の花火大会だけに、混雑は必須。できるだけ混雑を避けるには、1駅2駅手前の駅で下車し、歩いて会場に向かったほうが無難なようです。また、18:00以降交通規制があり、人の移動も制限されるため、観覧場所への移動は早めに済ませましょう。混雑の激しい人ごみの中、移動するのは苦痛。炎天下の中場所取りまでするのは無理。でも、花火は見たい!という方には、屋形船がオススメ。クーラーの効いた船内から、美味しい料理に舌鼓を打ちつつ冷えたアルコール片手にゆったりと見る花火は、2010年夏の一番の思い出になるはず……。さらに、展望デッキのついている屋形船に乗船の際には、デッキの上から花火の鑑賞が可能。花火が、頭上に降り落ちてくるような感覚を堪能できるでしょう。
川面に映える花火が納涼感をさらに演出する夏の一夜。今年の夏、一番の思い出に屋形船から見る隅田川花火大会。素敵な一夜をどうぞ。
大会名 | 第33回隅田川花火大会 |
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開催日 | 2010年7月31日(土) |
開催時間 | 第一会場 19:05〜20:30 第二会場 19:30〜20:30 |
雨天時 | 荒天時は翌8月1日に順延。順延日も荒天の場合は中止 |
打ち上げ総数 | 20,000発 第一会場:9,350発(コンクール玉200発を含む) 第二会場:10,650発 合計20,000発 |
打ち上げ会場 | 隅田川 |
開催場所 | 第一会場桜橋下流〜言問橋上流、第二会場駒形橋下流〜厩橋上流 |
問い合わせ先 | 03-5246-1111(隅田川花火大会実行委員会事務局) http://www.kanko-sumida.com |
アクセス | [第1会場]東武鉄道・銀座線・都営浅草線「浅草駅」から徒歩15分 [第2会場]都営浅草線「浅草駅」「蔵前駅」・大江戸線「蔵前駅」より徒歩約5分 交通規制:あり ※当日、隅田川を中心に広範囲で18:00〜21:30頃まで規制あり。車のほか人の通行も制限されます。観覧場所への移動は早めに。 |
打ち上げ総数 | 20,000発 |
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昨年の人出 | 94万8,000人 |
最大号数 | 5号玉 |
花火の種類 | スターマイン・ワイドスターマイン |
料金 | 無料 |
有料席 | なし |
トイレの数 | 適宜設置 |